「結婚届出」を控えたお二人、おめでとうございます!人生の大きな節目となる結婚。幸せな新生活をスタートさせるためには、結婚届の提出だけでなく、様々な手続きや準備が必要です。このページでは、結婚届出に必要な書類の準備から、提出場所や時間、提出前後に済ませておくべき手続き、新生活の準備、お金のことまで、結婚に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。結婚届の書き方や必要書類、証人や戸籍謄本に関する疑問はもちろん、婚姻届受理証明書の申請方法、氏名・住所変更の手続き、各種保険・年金の手続きまで、具体的な手順を分かりやすく説明。さらに、結婚にかかる費用や新生活の準備、結婚後の生活費、結婚祝いのお返しといったお金に関する情報も提供します。よくある質問コーナーでは、結婚届の不受理申出や撤回、婚姻無効といった、不安に感じるかもしれない点も丁寧に解説。この記事を読むことで、結婚届出に関する不安を解消し、スムーズに手続きを進めることができるでしょう。二人で協力して準備を進め、素敵な結婚生活の第一歩を踏み出しましょう。
1. 結婚届出に必要な書類
結婚届を提出するにあたって、必要となる書類をしっかり把握しておきましょう。スムーズな届出のためにも、事前に準備を整えておくことが大切です。必要な書類は以下のとおりです。
1.1 結婚届の入手方法
結婚届は、全国の市区町村役場で入手できます。また、多くの自治体のホームページからダウンロードすることも可能です。コンビニエンスストアの一部の店舗でも取り扱っている場合があります。
1.2 結婚届の書き方
結婚届には、正確な情報を記入する必要があります。誤りや不備があると、届出が受理されない可能性がありますので、注意深く記入しましょう。
1.2.1 必須事項
結婚届には、以下の必須事項を記入する必要があります。
- 夫になる人の本籍・氏名・生年月日
- 妻になる人の本籍・氏名・生年月日
- 夫婦の新しい本籍
- 夫婦の新しい住所
- 結婚する日
- 証人2人の氏名・住所・生年月日・押印
本籍は、住民票の住所とは異なる場合があるので、戸籍謄本で確認しましょう。住所は、住民票に記載されている現住所を記入します。
1.2.2 間違いやすいポイント
結婚届の記入で間違いやすいポイントをまとめました。
項目 | 間違いやすい点 | 正しい書き方 |
---|---|---|
氏名 | 旧字体や略字の使用 | 戸籍謄本と同じ字体で記入 |
生年月日 | 西暦と和暦の混同 | 統一して記入(どちらでも可) |
本籍 | 住民票の住所を記入 | 戸籍謄本に記載されている本籍を記入 |
印鑑 | シャチハタの使用 | 認印を使用(シャチハタ不可) |
特に、氏名、生年月日、本籍は戸籍謄本と完全に一致させる必要があります。印鑑は、必ず認印を使用し、シャチハタは使用できません。
1.3 証人について
結婚届には、成人である証人2人の署名と押印が必要です。証人は、親族や友人など誰でもなることができます。
1.4 戸籍謄本(抄本)について
戸籍謄本(または戸籍抄本)は、本籍地役場で取得できます。結婚届を提出する際に、夫と妻それぞれ1通ずつ必要です。戸籍謄本の有効期限は6ヶ月ですので、期限切れに注意しましょう。また、本籍地以外で取得する場合は、郵送で請求することも可能です。その場合は、手数料と返信用封筒が必要となります。詳しくは、本籍地の役場にお問い合わせください。
2. 結婚届の提出場所と時間
結婚届は、二人の本籍地、または二人の所在地のいずれかの市区町村役場に提出します。どちらかの本籍地または所在地であれば、全国どこの市区町村役場でも提出可能です。
2.1 どこで提出できる?
具体的には以下の場所で提出できます。
- 市区町村役場
- 区役所(特別区が設置されている場合)
- 町村役場
- 行政センター(市区町村によっては、支所や出張所などの名称の場合もあります)
注意すべき点として、提出先は必ず窓口となります。郵送やオンラインでの提出はできません。また、管轄外の役所に提出した場合、受理されませんので、提出前に必ず確認しましょう。
2.2 受付時間
ほとんどの市区町村役場は、平日の午前8時30分から午後5時15分まで受付しています。ただし、市区町村によって多少異なる場合があるので、事前に確認することをおすすめします。また、昼休み時間帯も受付を行っている役所が一般的です。
曜日 | 時間 |
---|---|
月曜日~金曜日 | 8:30~17:15(一般的な例) |
土曜日・日曜日・祝日 | 閉庁(一部の自治体では、時間限定で受付を行っている場合もあります) |
2.3 休日や夜間でも提出できる?
原則として、結婚届の提出は平日の開庁時間内です。しかし、一部の自治体では、土曜日や日曜日、祝日、夜間でも時間限定で受付を行っている場合があります。事前に提出予定の市区町村役場に問い合わせて確認しましょう。これらの時間外受付は、職員が不在の場合もあるため、事前の予約が必要なことが多いです。また、時間外窓口は、通常の窓口とは場所が異なる場合もあるので、注意が必要です。
事前に電話やホームページで確認することで、スムーズな手続きが可能になります。特に、婚姻届受理証明書の即日発行を希望する場合は、時間外窓口の有無や手続き方法について、事前に確認しておくことが重要です。
3. 結婚届提出前に済ませておくべきこと
結婚届を提出する前に、スムーズな新生活のスタートを切るために済ませておくべき手続きや準備は意外とたくさんあります。新生活への期待とともに、手続きや準備に追われる時期でもあるので、余裕を持って計画的に進めていきましょう。事前に済ませておくべきことをリストアップし、一つずつ確認していきましょう。
3.1 婚姻届受理証明書の申請
婚姻届が受理されたことを証明する書類が婚姻届受理証明書です。主に、氏名変更の手続きなどで必要になります。婚姻届提出時に申請しておきましょう。一部の自治体ではオンライン申請も可能です。
3.2 氏名変更の手続き
結婚に伴い氏名が変わる場合は、各種証明書やカード類の氏名変更手続きが必要になります。主な手続きは以下の通りです。
種類 | 手続き場所 | 必要書類 |
---|---|---|
運転免許証 | 運転免許センターまたは警察署 | 婚姻届受理証明書、新本籍の記載された戸籍謄本(抄本)、現在の運転免許証など |
パスポート | パスポートセンター | 婚姻届受理証明書、新本籍の記載された戸籍謄本(抄本)、現在のパスポートなど |
マイナンバーカード | お住まいの市区町村窓口 | 婚姻届受理証明書、新本籍の記載された戸籍謄本(抄本)、現在のマイナンバーカードなど |
銀行口座、クレジットカード、証券口座 | 各金融機関 | 婚姻届受理証明書、新本籍の記載された戸籍謄本(抄本)、現在のキャッシュカード、クレジットカードなど |
健康保険証 | 勤務先または加入している健康保険組合 | 婚姻届受理証明書、新本籍の記載された戸籍謄本(抄本)など |
年金手帳 | お住まいの市区町村窓口、または年金事務所 | 婚姻届受理証明書、新本籍の記載された戸籍謄本(抄本)、現在の年金手帳など |
手続きに必要な書類は窓口によって異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。また、変更手続きには時間がかかる場合があるので、早めに手続きを開始することをおすすめします。
3.3 住所変更の手続き
新居に引っ越す場合は、住所変更の手続きも必要です。住民票の異動届に加え、運転免許証、マイナンバーカード、銀行口座、クレジットカード、各種郵便物など、住所が登録されているものすべてに変更手続きが必要です。転居届は、新住所の市区町村役場で手続きできます。旧住所の市区町村役場への転出届は、マイナンバーカードがあれば不要です。
3.4 各種保険・年金の手続き
結婚によって、健康保険や年金の手続きが必要になる場合があります。会社員の場合は、勤務先に確認し、必要に応じて手続きを行いましょう。国民健康保険や国民年金に加入している場合は、お住まいの市区町村役場で手続きを行います。配偶者の扶養に入る場合は、被扶養者となるための手続きが必要です。保険や年金の手続きは複雑な場合もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
4. 結婚にまつわるお金の話
結婚は人生における大きなイベントであり、様々な費用が発生します。事前にしっかりと計画を立て、予算を把握しておくことが、幸せな新生活の第一歩です。
4.1 結婚にかかる費用
結婚にかかる費用は、挙式・披露宴を行うかどうかで大きく変わります。挙式・披露宴を行わない場合でも、様々な手続きや新生活の準備などで費用が発生することを覚えておきましょう。
4.1.1 挙式・披露宴を行う場合
項目 | 概算費用 |
---|---|
挙式 | 20万円~50万円 |
披露宴 | 150万円~300万円 |
衣装 | 30万円~50万円 |
写真・ビデオ撮影 | 20万円~30万円 |
招待状・席次表など | 5万円~10万円 |
引き出物・プチギフト | 5万円~10万円 |
挙式・披露宴を行う場合は、これらの費用の他に、結婚指輪やハネムーンの費用なども必要になります。これらの費用も考慮に入れて、全体の予算を立てましょう。
4.1.2 挙式・披露宴を行わない場合
挙式・披露宴を行わない場合でも、結婚指輪の購入、新居への引っ越し、家具・家電の購入、新生活の準備、婚姻届の提出費用、写真撮影など、様々な費用が発生します。これらの費用を事前に見積もり、予算を計画しておくことが大切です。
4.2 結婚後の生活費
結婚後は、生活費をどのように分担するか、二人でよく話し合っておくことが重要です。家賃や光熱費、食費、通信費、交際費など、どのような支出があるかをリストアップし、それぞれどちらが負担するか、あるいはどのように分担するかを決めましょう。また、将来に向けての貯蓄計画も一緒に立てておくことが大切です。例えば、住宅購入のための頭金や、子どもの教育費、老後資金など、目標を設定し、計画的に貯蓄していくことをおすすめします。結婚前に、お互いの収入や支出、貯蓄額などをオープンに話し合い、共通の認識を持つことが、結婚後の生活をスムーズに送るための鍵となります。
4.3 結婚祝いのお返し
結婚祝いをいただいた場合は、内祝いを贈るのが一般的です。内祝いは、いただいた金額の半額から3分の1程度の品物を贈るのが相場です。贈る時期は、結婚後1ヶ月以内を目安にしましょう。内祝いの品物を選ぶ際には、相手の好みやライフスタイルを考慮することが大切です。また、お礼状を添えることも忘れずに行いましょう。最近では、カタログギフトやギフト券なども人気です。贈り先によっては、現金でのお返しが適切な場合もあります。地域や親族間の慣習なども考慮し、適切な内祝いを贈りましょう。
5. 結婚後の新生活準備
結婚という人生の大きな節目を迎えたら、いよいよ始まる新生活に向けての準備を始めましょう。わくわくする反面、何をしたらいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。この章では、新生活をスムーズにスタートするための準備について、新居探しから引っ越し、家具・家電の購入まで、具体的なステップを踏まえて解説します。
5.1 新居探し
新生活の基盤となる新居探しは、結婚準備の中でも特に重要なポイントです。二人の生活スタイルや将来設計に合った理想の住まいを見つけるために、以下の点に注意しながら進めていきましょう。
- エリアの選定:通勤・通学の利便性、生活環境、治安などを考慮してエリアを選びましょう。希望条件をリストアップし、優先順位をつけるのがおすすめです。
- 住居タイプの選択:マンション、アパート、一戸建てなど、それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、ライフスタイルに合った住居タイプを選びましょう。ペット可物件、セキュリティ対策など、こだわりの条件も忘れずに確認しましょう。
- 予算の設定:家賃や住宅ローンの返済額が無理なく支払える範囲で予算を設定しましょう。初期費用や引っ越し費用なども含めて、資金計画を立てておくことが大切です。
- 不動産会社とのやり取り:希望条件を伝え、内見を積極的に行いましょう。疑問点や不安なことは遠慮なく質問し、納得のいくまで物件情報を集めることが重要です。
5.2 家具・家電の購入
新居が決まったら、次は家具・家電の購入です。必要なものをリストアップし、予算に合わせて優先順位を決めながら揃えていきましょう。二人で一緒に選ぶ時間も、新生活への期待を高める楽しい時間となるはずです。
カテゴリー | アイテム例 | 選び方のポイント |
---|---|---|
リビング | ソファ、テーブル、テレビ、照明 | 部屋の広さや雰囲気に合ったものを選びましょう。くつろぎの空間を作るために、快適性を重視することも大切です。 |
ダイニング | ダイニングテーブル、椅子、食器棚 | 食事の時間を快適に過ごせるよう、機能性とデザイン性を両立したものを選びましょう。 |
キッチン | 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、調理器具 | 自炊の頻度や料理の好みに合わせて、必要な家電や調理器具を選びましょう。 |
寝室 | ベッド、マットレス、寝具、収納家具 | 質の良い睡眠をとれるよう、寝具にはこだわって選びましょう。収納スペースも考慮して、家具を選びましょう。 |
浴室・洗面所 | 洗濯機、洗面台、収納棚 | 洗濯機の容量や機能、洗面台の使い勝手などを確認しましょう。 |
大型家具や家電は、サイズや配置を事前に確認し、新居に搬入できるかどうかも確認しておきましょう。購入時期も重要です。新生活シーズンは価格が高騰する傾向があるため、早めに購入を検討することもおすすめです。
5.3 引っ越し
新居が決まり、家具・家電も揃ったら、いよいよ引っ越しです。スムーズな引っ越しを実現するために、以下の点に注意しましょう。
- 引っ越し業者の選定:複数の引っ越し業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較検討しましょう。口コミや評判も参考に、信頼できる業者を選びましょう。サカイ引越センター、アート引越センター、アリさんマークの引越社など、大手業者から地域密着型の業者まで、様々な選択肢があります。
- 引っ越しスケジュールの作成:引っ越し日までのスケジュールを立て、荷造りや手続きなどを計画的に進めましょう。余裕を持ったスケジュールを組むことが、スムーズな引っ越しにつながります。
- 荷造り:不用品を整理し、必要なものだけを梱包しましょう。梱包材は、引っ越し業者から提供される場合もありますが、事前に準備しておくと便利です。荷物の整理は、新生活を始める良い機会でもあります。
- 住所変更の手続き:転居届の提出や、公共料金、クレジットカード、銀行口座などの住所変更手続きを忘れずに行いましょう。転送届の利用もおすすめです。
新生活への期待を胸に、しっかりと準備を進めて、素敵なスタートを切りましょう。
6. 結婚届提出後の手続き
結婚届が無事受理された後も、様々な手続きが必要です。これらの手続きは、新生活をスムーズにスタートさせるために非常に重要です。 忘れずに手続きを行いましょう。
6.1 戸籍の変更
結婚届が受理されると、戸籍が自動的に更新されます。 婚姻届を提出した日から、法律上夫婦として認められます。新しい戸籍には、夫婦の氏名、本籍、筆頭者などが記載されます。戸籍謄本や戸籍抄本が必要になる場面も多いので、早めに取得しておきましょう。
6.2 運転免許証の変更
氏名が変更された場合は、運転免許証の氏名変更手続きが必要です。 必要な書類(戸籍謄本または抄本、住民票、現在の運転免許証など)を持って、住民登録をしている地域の運転免許試験場または警察署で手続きを行います。更新手続きと同時に行うことも可能です。
6.3 パスポートの変更
パスポートの氏名が変更された場合は、パスポートの変更手続きが必要です。 必要な書類(戸籍謄本または抄本、住民票、現在のパスポート、写真など)を持って、パスポートセンターで手続きを行います。有効期限内であっても氏名変更の手続きが必要ですが、有効期限が近い場合は更新手続きと同時に行うことも可能です。
6.4 銀行口座などの変更
銀行口座、クレジットカード、証券口座などの氏名変更手続きも必要です。各金融機関によって必要な書類や手続きが異なるため、事前に確認しておきましょう。一般的には、戸籍謄本または抄本、住民票、印鑑などが必要です。
6.5 職場への届け出
氏名や住所、扶養家族の変更など、職場への届け出も忘れずに行いましょう。 会社によっては、結婚休暇や結婚祝い金などの制度がある場合もありますので、人事担当者に確認しましょう。
6.6 各種保険・年金の手続き
結婚によって、健康保険、年金、雇用保険などの手続きが必要になる場合があります。変更内容や手続き方法は状況によって異なりますので、加入している各機関に確認しましょう。
種類 | 手続き内容 | 問い合わせ先 |
---|---|---|
健康保険 | 被扶養者の異動、扶養控除等申告書の提出など | 加入している健康保険組合、国民健康保険の窓口 |
厚生年金保険 | 氏名変更の届出など | 勤務先の担当部署、日本年金機構 |
国民年金 | 氏名変更の届出、第3号被保険者への該当など | 住民登録している市区町村の国民年金担当窓口 |
雇用保険 | 氏名変更の届出など | ハローワーク |
6.7 マイナンバーカードの変更
氏名や住所が変更された場合は、マイナンバーカードの記載事項変更手続きが必要です。 住民登録をしている市区町村の窓口で手続きを行いましょう。更新手続きと同時に行うことも可能です。
6.8 公共料金の変更
電気、ガス、水道などの公共料金の契約者名義や住所変更の手続きも必要です。各事業者への連絡が必要となりますので、忘れずに行いましょう。
これらの手続きは、新生活をスムーズに始めるために重要です。一つずつ丁寧に確認し、手続きを進めていきましょう。
7. 結婚届にまつわるよくある質問
結婚届の提出は人生における大きなイベントです。提出前に様々な疑問や不安を抱える方も多いのではないでしょうか。ここでは、結婚届に関するよくある質問をまとめました。
7.1 結婚届の不受理申出とは?
不受理申出とは、戸籍の届出を受理しないよう、市区町村役場に申し立てることができる制度です。申し立てが受理されると、正当な理由なく届出が受理されることを防ぐことができます。DVやストーカー被害から身を守る手段として利用されることが多いです。
不受理申出を行うには、申出書と本人確認書類が必要です。詳しくは、お住まいの市区町村役場にお問い合わせください。
7.2 結婚届の撤回はできる?
一度提出された結婚届は、原則として撤回できません。結婚の意思がないのに提出した場合や、偽りの情報で提出した場合でも、簡単に取り消すことはできません。もし、結婚届に誤りがあった場合は、訂正の手続きが必要になります。重大な錯誤や脅迫など、特別な事情がある場合は、家庭裁判所に婚姻無効の申し立てをすることができます。
結婚前にしっかりと内容を確認し、間違いがないように注意しましょう。
7.3 婚姻無効とは?
婚姻無効とは、法律上、最初から結婚が無効であったとみなされることです。婚姻無効となるケースは民法で定められており、主なものとしては以下の通りです。
ケース | 説明 |
---|---|
重婚 | 既に婚姻関係にある者が、重ねて結婚すること |
近親婚 | 直系血族や三親等内の傍系血族の間での結婚 |
未成年者の婚姻(父母の同意がない場合) | 未成年者が父母の同意を得ずに結婚すること |
詐欺または脅迫による婚姻 | 騙されたり脅されたりして結婚させられた場合 |
意思能力のない者の婚姻 | 認知症などで意思能力のない者が結婚した場合 |
婚姻無効と認められるためには、家庭裁判所に申し立てを行い、裁判で無効の判決を受ける必要があります。
7.4 その他よくある質問
7.4.1 結婚届の有効期限は?
結婚届に有効期限はありません。ただし、戸籍謄本などの添付書類には有効期限がある場合がありますので、注意が必要です。結婚届を提出する際は、なるべく新しい戸籍謄本を用意するようにしましょう。
7.4.2 結婚届の書き損じはどうすればいい?
結婚届を書き損じた場合は、二重線で訂正し、訂正印を押しましょう。修正液や修正テープの使用は認められていません。書き損じが多い場合は、新しい用紙に書き直すことをおすすめします。
7.4.3 婚姻届受理証明書とは?
婚姻届受理証明書は、結婚届が受理されたことを証明する書類です。結婚届を提出する際に申請することで、発行してもらえます。氏名変更などの手続きに必要となる場合があるので、申請しておくことをおすすめします。
費用は自治体によって異なりますが、300円程度が相場です。
7.4.4 結婚の条件は?
日本では、男女ともに満18歳以上でなければ結婚できません。女性は16歳以上で結婚できるようになりましたが、男性は18歳以上のままです。また、重婚も禁止されています。
7.4.5 結婚届はいつ提出するのがいい?
結婚届は、提出日当日に受理されます。そのため、記念日や大安などの縁起の良い日に提出する人が多いようです。ただし、役所の休庁日には提出できないので注意が必要です。また、婚姻届受理証明書の即日発行に対応していない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
これらの情報は一般的なものであり、具体的な状況によっては異なる場合があります。疑問や不安な点があれば、お住まいの市区町村役場や専門家にご相談ください。
8. まとめ
結婚は人生における大きな転換期です。この記事では、「結婚届出」というキーワードで検索する方が抱える疑問や不安を解消するため、結婚届の提出に必要な書類や手続き、提出場所や時間、さらに結婚前後にすべき準備や手続き、お金のこと、新生活の準備、よくある質問など、幅広く網羅的に解説しました。
結婚届の書き方や証人、戸籍謄本(抄本)の準備は必須です。提出場所や時間も事前に確認し、スムーズな手続きを心がけましょう。結婚届提出前に婚姻届受理証明書の申請をしておくと、各種手続きがスムーズになります。氏名や住所の変更、保険や年金の手続きなども忘れずに行いましょう。結婚にかかる費用や結婚後の生活費、結婚祝いのお返しについても、事前にしっかりと話し合っておくことが大切です。
新居探しや家具・家電の購入、引っ越しなど、新生活の準備も計画的に進めましょう。結婚届提出後には、戸籍や運転免許証、パスポート、銀行口座、職場などへの変更手続きも必要です。結婚届の不受理申出や撤回、婚姻無効などの制度についても理解しておくと安心です。この記事が、これから結婚するお二人の幸せなスタートを切るための一助となれば幸いです。
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